忍者ブログ
庄野真由子のシェアゲーム制作&レビューブログ
[1035] [1033] [1032] [1031] [1030] [1029] [1028] [1027] [1026] [1025] [1024]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【ホームタウン】※フリーゲームなのでリンクは繋ぎません

ジャンル:頑張ってエンディングまでプレイすると衝撃を受けるミステリー作品
サークルさん:くすりばこさん
プレイした理由:素敵なレビューがあったので
ツール:忘れました

最近はひとつの作品ばかりプレイし続けている私なのですが、レビュー記事が増えないのはレビューブログとしてどうなんだろうと思ったので、昔プレイしてすごく衝撃を受ける面白さだった作品をご紹介します。
昔の記憶なのでところどころ間違っていたり曖昧だったりすることがあると思うのですが、ご容赦ください。

***

私がこの作品をプレイしようと思ったのは、レビューサイトさんの素敵な記事がきっかけです。
要約すると、たぶん「途中まではすごく退屈すると思うけれど、すごく面白いイベントが起きてからはすごく面白いからそれまで耐えて頑張って!」ということだったと思います。

この内容はすごい、と思いました。
この方は最初、ゲームがつまらないと思っているのにエンディングではその評価が逆転しているのです。
だから「私もプレイしてみたい!」と思いました。

***

そんなわけでプレイを開始。
スタート画面がシュールだと思いました。
そしてプレイ開始直後、私は心の中で叫びました。
「これ『かまいたちの夜』の劣化版なの!?」

この表現はひどいです。
制作者さんが頑張って作った作品を他作品と比較した挙句、劣化版なんて!!
しかも私は『かまいたちの夜』をかなりひどい作品だと認識しているので(優柔不断な男主人公と勝気で美人な彼女のことなんか興味無い、肝心の推理は強引でトリックは平凡、ライターさんは反省してください。ミステリー作品というから楽しみにしていたのに!と思った記憶があります)この認識はかなりひどいものです。
今は、私は、この作品はミステリー作品として素晴らしいと思っているので、当時の正直な感想については本当、ご容赦ください。
そう思ったのには理由があるのです!

・男女の影絵シルエットが『かまいたちの夜』を連想させる
・使用音楽がレトロ系で音の数が少なく、ファミコン?風に感じる

一つ一つの素材はとても素敵だと思うのですが「よりによってなんでこの二つを組み合わせるの!?」と思いました。
せめて、音楽だけはもう少しレトロから離れた感じにするとか!

と思いました。
でもこの悪感情と「どうせかまいたちの夜っぽいんでしょ」という認識はたぶん制作者さんのミスリードで、確信をもってやっていらっしゃったことだと私は思っています。
プレイヤーの感情すら利用するゲームなのです。すごい!!

***

そんなわけで『かまいたちの夜』の劣化版だと思いながらゲームをプレイしている真由子はうんざりしました。
この作品の男主人公も優柔不断系、出てくるヒロインは元気で勝ち気、友達以上恋人未満の関係のようで、本当、どうでもいいと思いました。
こういう系統のゲームは推理の合間に興味ない恋愛模様が繰り広げられ、しかも結末は現状維持か一歩だけ進むといった感じのものが非常に多く、私には本当にどうでもいいからです。
恋愛描写するならもっと頑張ってよ!と思うことが本当に多いです。(好みの問題ですが)

***

内容も本当に平坦で「なんでこんなに何にも起きないの?なんでこんなに私につまらない思いをさせるの?本当にこの作品は面白いの?」と何度も思いました。
そのたびに励ましてほしくて、レビュー記事を何度も読みに行きました。
本当につらく、苦しい時間でした。
なんで私はこんなに苦しまされたのか!!
でも、そのなんにもないと感じる描写の全てに意味があるので、私は読み飛ばしを推奨できないのです。
なんておそろしい構成。
「試練のあとには面白いイベントがあるから!!」
私、この考え方ってすごく嫌だし、自分はそういう作品は全力で避けるのですが、本当、この作品だけは、プレイヤーさんがどんなにつらいかわかっていて、それでも「このつまらなさを乗り越えればすごく面白い部分に巡り会えるよ!」と言うしかないです。
だからおすすめしたいけれどおすすめするのは気が引ける。
そんな感じです。

***

クライマックス、エンディングまでプレイしたら、すべての感情が反転します。
つまらない時間が、一気に意味のある時間に変わります。
私、最初と最後でこんなに自分の評価が変わった作品は無いと言ってもいいくらいです。
たいてい、冒頭でつまらないと思った作品はエンディングを迎えてもつまらないので。(100作品くらいランダム通しプレイで実験しました)

***

たぶん、この作品には分岐があっていくつかエンディングがあったかと思うんですけど、価値があると思ったのはトゥルールートだけなので、本当、きついと思ったら他の派生ENDは全部避けて、トゥルーENDを目指してください。
私は面白いイベントにぶつかるまで本当につらかったです。
面白さは唐突にやってくるので、たぶんすごくびっくりするのではないかと思います。
私は当時「レビュワーさんが言っていたの、これだ!!」と思いました。
面白くなってからは本当、一気に読みすすめたので、プレイする方はそれを目指して頑張っていただければと思います。
応援しています…!!

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
フリーエリア
最新コメント
[03/29 煌月あや]
[07/09 煌月あや]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
庄野真由子
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
P R