【ゲームレビュー】クロウルの洒落竜頭【フリーゲーム】

【クロウルの洒落竜頭】※フリーゲームなのでリンクは繋ぎません

ジャンル：仄かな希望が愛しい探索RPG
サークルさん：絹笠マルニさん
プレイした理由：推理ゲームが好きなので！
プレイツール：WOLF RPG Editor

クリアしました。
END４とEND１を見ました。
制作者さんのヒントがありがたかったです。

以下、ネタバレです。
私と同じことをして時間を無駄にする人が減るように…！！

聞いてください。
私、ネクタイピンで鍵開けできると思ってたんです…！！
だから、ネクタイピン入手後、鍵が開かない部屋の前で何度も体当たりしてたんです…。
なんて無意味な…っ。（涙）

そんなわけで、気をつけてください。
開かない部屋は「入れる時間帯」（という言い方が適切かわかりませんが）か鍵入手後に開いてます。

＊＊＊

淡い色調の繊細なグラフィックが素敵で、ストーリーは切なくほろ苦く、良いENDの希望がとても嬉しい気持ちになります。
なんとかどうにかならなかったのかな…と思うのですが！

一番良いエンディングを見たのでちょっと気が進まないのですが、他ENDも見てきます。
また謎が残っているので…。
現段階では「彼」の存在が意味不明なんですよね…。

＊＊＊

「彼」の正体がわかりました！
納得しました。
とても素敵なゲームで遊べて嬉しかったです。

以下、もったいないなあ、と思ったことを書きます。

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END４しか見ていない状況でどうしていいのかわからなくなってこのゲームを終えた場合と、END１、３、４を見た状態とでは雲泥の差なので、END4で終えてしまったプレイヤーさんがいらっしゃったらもったいないなあ、と思いました。

たぶん、諦めきれなかったら制作者さんのサイト確認すると思うんですけど…！！
とにかく、本当に全部謎が解けて納得するので、プレイヤーさんがより少ない労力で楽しめるように、攻略情報のメモ同梱だと良いと思いました。

個人的に、この完成度で「ちゃんとやったのによくわかんない結末になった」って思われたらもったいないですー！！

＊＊＊

というのも、私は普通の推理ゲームでの「犯人」にあたる「未来人」を当てる選択肢って人名選択肢だと思っていたのです。
一周目、それなりに材料を集めて揃えて、ある夜のイベントではとある出来事を阻止したかったし（でも出来ませんでした）自分なりの推理で犯人当てをする気満々だったのです。

だがしかし！！
自分がとめたかったイベントはとめられずに進み、推理も勝手に主人公が推理して（しかも未来人がわからないという推理でした）ダメだったので、本当にがっかりしました。

「私、とりあえず怪しいと思ってる人いるよー！！」

でも真由子に推理させてもらえませんでした…。
最悪の場合は人名総当たりでなんとかしようと思ってたのに…っ。

ええ。一周目は思いっきり材料が足りなかったのです。
鍵が開かない扉に、ネクタイピン所持で体当たりしまくって諦めて、結局、部屋に入っていないわけですから当然です。

「ネクタイピン持ってるゲームキャラは鍵開け要員！！」

この思い込みが通じないゲームなんて、私、知らなかった…。
だから、一回は「もういいや」って思ってやめてしまったのです。

でも「もしかしてあの夜に行ける場所があったかも？」と思い、さらに制作者さんのサイトで攻略情報を見させていただいて、素敵なエンディングを見ることが出来ました。

だから、一周目直後の真由子みたいに諦めて、ゲームをやめてしまう方がいらっしゃったら、すごくもったいないことだと思います。
とりあえず、１日目、２日目で細かくセーブをしておけば、また最初から遊ぶ必要はないので、周回面倒くさい派の方は、細かくデータ保存してください。

【ゲームレビュー】夕暮れ三丁目～夕暮れの殺人鬼～【フリーゲーム】

【夕暮れ三丁目～夕暮れの殺人鬼～】※フリーゲームなのでリンクは繋ぎません

ジャンル：少しだけホラーの探索ゲーム
サークルさん：焼肉ハラミンさん
プレイした理由：前作のファンだったので
プレイツール：WOLF RPG Editor

クリアしました。
感動しましたー！！
次回作を心から、お待ちしています。
楽しみです。

素敵なゲームをお探しの方はぜひどうぞ。
以下ネタバレ含みますので、ご注意ください。

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前作をプレイしてから、このシリーズを楽しみにしていました。
ですが！！
アクション要素があるという注意書きが…。

頑張れなかったらそっと泣こう…と思いながらプレイしました。

攻略データがあってとても心強かったです。
お心遣い、ありがとうございます！！

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夕暮れ三丁目にやってきたのは男性主人公。
なにやら不穏な雰囲気ですが、ヒントモードONにしたおかげで無意味にさまようことなく、楽しくプレイしました。

ですが！！
にわとりのうろうろミニゲームはちょっときつかったです。
セーブポイントがあるので、嫌になったらさっくりやめて、別の楽しいことをしてから、気が向いたらトライすると良いと思います。

とりあえず、諦めずダラダラやってたら、いつかなんとかなると思います。

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音ゲーは楽しかったです。
一定の点数にならなければゲームオーバー！？と恐ろしくなりながらプレイしていたのですが、そんなことはなかったようで助かりました。
「ジュー」っていう音が楽しかったです。

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変な広場に来たら、ネタバレが嫌でない方は小ネタを確認するとイベントの取りこぼしが無いかも？
真由子は数字の暗号は攻略に頼りましたが（敵におびえながら探索したくなかったので。私、下手だから！！）小ネタを見たのは最終イベント直前なので、広場のイベントはたぶん取りこぼしています。
クリアには支障がなかったです。

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アクション要素が苦手な私でも、ヒントモードと攻略のおかげでクリアできたので、すごく嬉しかったです。

さらにネタバレです。

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ハッピーエンドでよかったー！！（涙）
あの悲しい終わりで終わっちゃったらどうしようかと思いました。
制作者さん、どうもありがとうございます。

そして、ゲームの最後に掲載された文章が、制作者さんの気遣いの心を表しているようで、とても安心しました。
フィクションですが、ゲームがたくさんの人の目に触れても悲しい思いをする人がなるべく少ないようにという思いでいてくださっているのだと思います。

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騒音問題とか大変だよね…と思いました。
どっちの言い分もわかるー！！
私は、自分だったら、せめて「音がうるさくないように」とお願いするときは、何か差し入れをしてねぎらいたいと思いました。

本当、ゲームのエンディングが優しい終わりでよかったです。
「大変なのはわかってるけど」と前置きする場合は本当、自分にできるちょっとしたことでもやってあげると、言われた方はすごく嬉しいと思いました。

「大変よね。頑張ってね」とだけ言う人は本当、言わない方がいいと思う。
あと「大変よね。大丈夫？」も私は好きじゃないです。

大変だから大丈夫じゃないに決まってるでしょー！！

なので、そういう場合はふわっと笑ってお返事はしません。
大丈夫です、とは言わない！！

私はそういう場合は「お疲れ様です。無理しないでくださいね。出来ることがあったら言ってください」と言おうと思ってます。
自分に無理のない範囲内で、お手伝いするんだ…。

＊＊＊

それから、手助けを断る女の子のエピソードが出てきましたが、私は、手助けを申し出てもらったら、必ずお礼を言った方がいいと思いました。（手助けが不要な時でも）
電車の座席を譲るのもそうですけど、一回申し出た好意を嫌な形で跳ね返されると、別の人に座席を譲る時も思い出してためらってしまうので、好意を示されたら、その気持ちに感謝で応えるのって大事だなあ、と思います。

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素敵なゲームをプレイさせていただいて、本当にありがとうございました。
ゲームと似た状況の方が、現実では一人でも少なくなれば、と思います。
とりあえず行政、頑張って…っ。

【ゲームレビュー】ゼロと明晰夢【フリーゲーム】

【ゼロと明晰夢】※フリーゲームなのでリンクは繋ぎません

ジャンル：怖くて面白い謎解き逃げ系RPG
サークルさん：聖(KIYOSHI)さん
プレイした理由：なんとなく
プレイツール：WOLF RPG Editor

END１とEND３を見ました。
面白かったですー！！
サークルさんのご紹介で（）内も入れた方がいいのかどうなのか迷いましたが、説明書にあった通りに記載しました。

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脅かし要素があると注意してくださったので、心の準備をしてプレイしていたのですが怖かったですー！！
心臓にダメージがある系の怖さなので、本気で注意した方がいいと思います。
涙目になる怖さ！！
そして、謎解きや他ENDを見るためにやり直しをするときに脅かし要素をすっかり忘れていて、二度も三度も怖い思いをしました。
怖いのが大好きな方はちょっと嬉しいゲーム構成だと思います。

逃げ要素もあるんですけど、マップ切り替えを使えばすぐに逃げられる優しい仕様なので、逃げゲー投げ率９割の私でも、心が折れることなく楽しむことが出来ました。

＊＊＊

ここからネタバレ有りです。
閲覧にはご注意ください。

このゲームの素晴らしいところは「攻略情報があること」です。
無かったら、たぶんほとんどの方がEND１になると思います。
そして自分の謎解きの何が悪かったのか自問して、このゲームが嫌になると思います。

だがしかし！！
攻略情報があるので、悲しい思いをしてゲームをぶん投げる方はそんなにいらっしゃらないと思います。
制作者さんの優しさが素敵です。

謎解きは、考えればわかる難易度ですが、とにかく脅かし＋即死＋セーブ制限があるので、何度もやり直しをさせられるところもあります。
でも、面倒くさがらずにセーブできるベッドに戻ってこまめにセーブをしていれば「全部やり直しだー！！」と嘆くことは少ないと思います。

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私が、特にすごいなあ、と思ったのはバランス調整です。
たぶん、制作者さんとテストプレイヤーさんが素晴らしいのだと思います。

謎解きゲームは、謎が解けなくてもつまらないし、わかりきった謎解きでも面倒くさいのですが、このゲームは「謎解くぞー！！」とわくわくしている時に脅かし要素が入ってくるので、それが本当にすごいと思いました。
「鍵開いたー！！」と思って嬉しい気持ちになった直後って本当に心が無防備なんだなあ、と実感しました。
そして抉られる！！

あと、シビアな部分も結構あります。
とあるアイテムがトゥルーENDには必須なのですが、最初にそのことに気づいて行動できるプレイヤーさんはほとんどいないのではないでしょうか。
特に、後半になって攻略情報を見てもすでに手遅れ…ということをする人は本当に意地悪だと思うのです。
とりあえず、頑張れるところまでは自力で頑張って、無理だと思ったら攻略情報に頼る！！という方は多いと思うのに、そういう人が「詰み」なのはちょっと…という。

でも、このゲームの場合は最初から攻略情報を開示してくださっていること、セーブデータがたくさんあって小分けにしていたら「必須アイテム入手」の時点まで戻ることが可能だったこと、最悪、最初からプレイさせられることになっても、手間がそれほどかからないボリュームだったことを考えると、このゲームは好きです。
そして自分以外の方におすすめできると思います。
時間が無い方は、攻略情報を見ながらのプレイを強くおすすめします。

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私は、移動するアイテムを取得できるかドキドキしたし、何度も部屋を出入りさせられるところではちょっとイライラしました。（攻略情報が無かったら投げ出していたと思います）
あと、ラスボスはぎりぎりで倒せたので、そのバランス調整はすごいなあ、と思いました。
ラスボスに負けて殺されると、やり直しが面倒くさいので絶対にやり直したくないー！！と思いながら頑張りました。
主人公、攻撃をミスしますのでご注意ください！！

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怖くて面白いゲームをお探しの方は、ぜひどうぞ。

【ゲームレビュー】火酒盗難事件【フリーゲーム】

【火酒盗難事件】※フリーゲームなのでリンクは繋ぎません

ジャンル：硬派な推理系RPG
サークルさん：架架さん
プレイした理由：推理ゲームが大好きなので！！
ツール：WOLF RPG Editor

END２～４まで見ました。
面白かったです！！

ウディフェス参加作品なのでいつもより頑張って書きます。
ネタバレにご注意ください。

＊＊＊

このゲームの素敵なところは自由なところです。

・盗まれたものが主人公にとって、そんなに価値が無いもの（盗まれても痛くない）
・犯人を捕まえなくてもいい。警察に届けなくてもいい（事件がなぜ起きたのかを知りたいだけ）

というのがとても素敵だと思いました。
犯人を追いつめて捕まえないっていうのがいいですよね。
それができるのは、主人公にとって価値がそんなに無いものが盗まれたからなんですよね。
私、そういう設定のゲームってあんまり見たことが無いので新鮮でした。

犯人を見逃すことも可、というのは有名な名探偵がよくやっていることですが、私はそういうのも好きです。
フィクションにおいては、殺す人より殺される人の方が圧倒的に悪かったりするので「私は捕まえたくないよー。フィクションだし、見逃してあげようよー」と思うことも多いのです。

＊＊＊

私が見たエンディングの推理は結構筋が通っていて面白かったですけど、END4はちょっと…。
「声」はどうにもならないと思います。
だから、推理しておいてなんですが、音声なしの文字のみゲームという利点を活かした…というにはあまりにも…と思いました。

あと、これは間違った推理ですが。

訪問女性が実は主人公のマンションの下の階に住んでいる近隣住人で、山登りが趣味という設定でもなんとかなるんじゃないかなあ、と思ったんですけどなんでダメなんだろうー。
配達人さんの証言にも合致すると思うし、主人公の住所を知っていたという理由もクリアできるし、いいと思うんだけどなー。

このゲームは頑なに「バルコニーからの下の階への移動」不可になっているのがちょっと残念でした。
私だったらバルコニー使いたい！！あの部屋の構造だったら、使えると思うんだけどなー。
警察署が近くにあるからっていうのが理由であげられているんですけど、警官はそんなに高層マンションは見上げないと思うんですよね…。
泥棒がいたとしても、高層で、普通、移動しようと思わないでしょう？
でもゲームでフィクションで死人や怪我人が出ない設定だったら移動してもいいと思うんですよね…。
あまたの可能性の一つとして。

そんな感じで不満が出てしまうのが、コマンド入力式のマイナス点だと思いました。
なんでダメなのかという理由が「制作者さんの意図ではないから」という、ただそれだけのことが多いのが、ちょっともったいない気がします。

でも、推理好きの人には楽しいと思うので、面白い推理ゲームで遊びたいのー！！という方にはおすすめです。
心が疲れる、中２病のような会話は全く無くて、本当に助かりました。

【ゲームレビュー】辻褄合わせの話し言葉【フリーゲーム】

【辻褄合わせの話し言葉】※フリーゲームなのでリンクは繋ぎません

ジャンル：作りこまれた不思議な感じのRPG
サークルさん：黒時さん
プレイした理由：グラフィックが可愛かったので
ツール：WOLF RPG Editor

ENDを二個見ました。
でも、あと一個見られないので、とりあえず攻略を待とうと思います。
ロープの在りかがわからないー。

＊＊＊

エンディング関連で思ったのは、セーブ箇所によってはハマるんじゃないか、ということです。
具体的には、ENDが二個しか見られなくなるんじゃないかと思うハマりセーブポイントがあるのではないかと思いました。

一個だけしかセーブデータ作らないで上書きしていくタイプのプレイヤーさんは気をつけて！
私は、このゲームすごくおもしろかったんですけど、やり直しはきついです。
だから、このセーブデータで三個目のエンディングが見られなかったら、たぶん諦めると思います。

＊＊＊

ウディフェス作品なので、いつもより気をつけて頑張って書きます。

とても面白いゲームだったんですけど、修正しなければならない時計の総数の記載が無いので、これでいいんだか悪いんだかわかりません。
たぶん、迷いまくる登場人物とプレイヤーのシンクロを考えていらっしゃると思うので、これでいいんだと思います。

グラフィックが可愛くて独特で、何を調べても反応が返ってくるのが楽しいです。
これで攻略情報同梱だったら最強のゲームとして、どなたにも安心しておすすめできるのにー！という感じです。

世界設定が、すごく疲れる世界なので、心がすり減っていく感じがして、それが謎解きに行き詰まると摩耗の速度がすさまじい感じになるので、攻略情報最初から欲しかったなあ…。
でも、たぶんこの、すり減っていく感じを味わったり楽しんだりするのが、正しいのだと思います。

登場人物は、可哀想な人が多くて可哀想でした。
私、美味しいコーヒー淹れてあげるよ…。
チョコレート食べて、のんびりしたらいいですよ。

そんなわけでおすすめなゲームですが、攻略が出そろってからの方がいいと思います。
真由子が見たエンディングは二個とも消化不良な感じなので、たぶん正規のエンディングではないように思いました。

＊＊＊

攻略情報を見たのでもう一個のエンディングが見られました！
素敵なエンディングでしたー！！
そして、時計がある場所は「うわあ。ここ行けたのかー！！」という場所でした。
具体的にはちっちゃいマップがある鳥居の上部です。

これ、気づく方は気づくよねー！！
制作者さんはすごいです。
ちゃんとわかる謎解きでした。
でも私はわかんなかったのー！！

＊＊＊

全部エンディングを見たので、さらに感想を書きます。
とりあえず、繊細な人は傷つきやすくて生きづらくて面倒くさいですよね…！と思いました。
私は「ミヤ」のストレスは、実感としてはほとんど理解できませんでした。
愚痴なんか聞かなきゃいいじゃないのー。
と思うから、たぶん精神が平和なんですよね…。

＊＊＊

お母さんが愚痴っぽいのって悲惨だなあ、と思いながらゲームしてました。
素敵なゲームで、謎解きも頑張ればなんとかなるように調整してくださっていて、マップも可愛くてすごいんですけど！！

ストーリーに関しては「愚痴こぼさないでよ。つらいよー」って言えば済むんじゃないの？という結論なので、なんでここまでこじれるのかなあ…と思いました。
わかってくれるまで、何度も繰り返し言えばいいんじゃないのかなあ。
何度言っても、わかってくれない人だったら可哀想だなあ、と思うんですけど。

というか、お父さんが自分ばっかりお母さんの愚痴から逃げるのがずるいよね…。
でも、お父さんの行動はずるいけど正しいと思います。
まずは自分を守らないとね！
でも、自分が逃げた後、全部を息子に押しつけるのは「うわあ…」と思いました。
自分が逃げ出したいほどつらいことを大事な息子に押しつけるのはやめてー！！

＊＊＊

そして、スズヤの時計を直し続けるトウさんをえらいなあ、と思いました。
面倒くさいですよね…。
私もトウさんと同じことを言ったと思うんですよね…。
あれでダメとか、それはちょっと…と思うんですよね…。
そんなわけで、スズヤのカノジョがトウさんを責めるようなことを言っているのはちょっとびっくりしました。

私はこのゲームをプレイしていてずーっと「面倒くさい人が多いなあ」と思っていたし、そういう人を助ける？ことに違和感があったんですけど、なんでだろう。

どうして自分で折り合いがつけられないのかなあ？ということが疑問だったからなのかもしれないです。
普通に休息を取って睡眠を取って、栄養を取れば解決できる悩みのような気がするってずーっと思っていたのかも。

＊＊＊

そんなわけで、三つめのエンディングが見られなければ、ものすごく消耗したなあ…というのが主要な感想になったと思うんですけど、三つめのエンディングが見られてよかったです。

繊細な世界観で言葉もすごく素敵ですが、共感できる人とできない人が分かれそうだなあ、と思いました。
「丁寧に作られた素敵なゲーム」という認識では、大抵の方が一致する作品だと思います。
攻略データ等も同梱されたそうなので、精神が元気な方にはとてもおすすめです。
「すごく共感できる…！！」という方はとりあえずゲームを中断して休息を取ったらいいのではないかと思います。

面白いゲームをお探しの方はぜひどうぞ。