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庄野真由子のシェアゲーム制作&レビューブログ
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【夜明けのホシウタ】※フリーゲームなのでリンクは繋ぎません

ジャンル:少年が成長する?短編RPG
サークルさん:山乃ゆぎとさん
プレイした理由:面白そうなRPGだと思ったので
ツール:RPGツクールVX

まず、すごく気になったことを最初に!
タイトルバー(画面上部)と説明書の一番上が「夜明のホシウタ」になっているのは誤字なのかわざとなのか!
とりあえず配布サイトに記載されていた名称でタイトル記載しました。
誤字だとしたらよくある感じなので、まあいいかな、と思うんですけど…。(2013年7月21日現在)

***

面白かったです!
私は主人公成長型のRPGを楽しめることって稀なのですが、この作品は面白かったです。
RPGを制作される方のお手本みたいな作品だな、と思いました。
グラフィックがとても綺麗だし、音楽も世界観にあっているし、登場人物の会話も「その世界に生きている人の言葉」という感じでとても素敵でした。

短編でたぶん30分あればクリアできると思うので、お時間がある方はぜひどうぞ。
真由子はねずみの巣穴発見イベントでありえないくらい迷ったので時間がかかりました。
怪しい場所を調べればよかったのでした。ふふ…。
このゲーム親切なゲームだって思った自分の直感を信じればよかった!
隠し通路とか探してしまいました。無駄に!(笑)

***

この作品がすごいと思ったのは、RPGのありきたりな「強くなるために弱い敵と順番に戦う」というイベントに意味を持たせたことです。
私、雑魚戦闘「やらされている感じ」が全くしませんでした。
これはすごいことだと思うのです…!
出てくる雑魚敵にも意味があるので「無駄に戦っている」感じが全くしないのです。

***

主人公もとてもいい子です。
少年なので視野が狭く、すぐに誰かを責め、心の強さや温かさはまだ無い感じですが、少年らしい真っ直ぐさと痛々しさが大人には眩しく「まっすぐ育ってほしいなあ」と思ってしまいます。
そして主人公のお父さんが良い大人の見本のような方です。

お父さんは主人公に「本当のつよさ」について考えさせようとします。
答えを大人から押し付けず、子供に考えさせて温かく見つめるというのはすごく大事なことだと思います。
「隻腕の英雄」として皆に尊敬されていますが、偉ぶらないところも好きです!

***

続編も出ているので、プレイさせていただいこうと思っています。楽しみ!

***

【ゲームで難しいと思うこと】

私、雑魚戦闘が嫌いな理由って「結果がわかっていて過程が面白くない」作業だからなのですが、ゲームでは雑魚戦闘以外にも、そういうことが出てきます。
私が嫌だな、と思うことの一つに…

「長編作品で記憶喪失のキャラと知り合い、序盤でそのキャラの身元を探すために村の人全員に話しかけなければいけない」系のイベントをこなす、というのがあります。

これ、何をさせたいのかというと主人公たちに「記憶喪失のキャラのことを知っている人はこの辺には誰もいないみたいだね」というセリフを言わせたいので、いろんな人に話を聞かなければならないわけです。
私、本当にこれ系のイベントつらくて…。

だってどうせ「記憶喪失のキャラのことを誰も知らない」わけじゃないですか。
長編作品で、序盤に記憶喪失キャラの身元がわかったことって、私はあんまり無いと思うのです。
だから「主人公たちが記憶喪失のキャラの身元を誰も知らない」ことを納得するまでプレイヤーは付き合わされるのです。
「どうせ記憶喪失キャラのことを知っている人は誰もいないのに村中歩き回って村人全員の会話フラグ集めるの面倒くさい…!」と私は思います。
これ、作業だと思うのです…。
制作者さんとしては「誰か記憶喪失の子のこと知っている人いないかな」と思って会話してまわって欲しいんじゃないかな、と思うんですけど…。
長編だと絶対「いろんな人に聞きまわる→この子の身元がわからない。どうしよう系イベント入るから」と思ってしまうプレイヤー真由子…。

丁寧にイベントを積み重ねたい制作者さんは、プレイヤーには予測できることでも主人公キャラたちが「知らない」イベントは主人公キャラたちが「わかる」まできっちりと過程を積み重ねる方が多い気がするのです。
悪いことじゃないし、その手間を賞賛するプレイヤーさんもいると思うので、いつも「RPGあるあるイベント」は構成が難しいなあ…とプレイするたびに思います。

だがしかし!
本作品は作業系イベントが(私の中で)無かった!という快挙なのです。
すごいです…。
イベントがプレイヤーの負担にならず、主人公が成長するきっかけになる感じで(この作品の中では成長しなかったですが)いいなあ、と思いました。
無駄なイベントがないって素晴らしいです。

続編もそういう構成だといいな…!
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【偽装妖精イザラシ】※フリーゲームなのでリンクは繋ぎません。

ジャンル:雑魚戦闘ストレスフリー短編RPG
サークルさん:さわぴょんさん
プレイした理由:自分の面白いセンサーに反応したと信じたので
ツール:RPGツクールVX

面白かったです!!
短編で、とてもストーリー等よくまとまっていて素敵でした。
「おまかせ」で出てくる名前が変なのばっかりなのは最後の一言のためだったのね!と思ったり。

特に素晴らしいと思ったのが雑魚戦闘ストレスフリーなことです!!
嬉しかったですー!!ありがとうございますー!!

素晴らしいと思ったバトルシステムのご紹介です。
ダンジョン内には基本的に雑魚敵が出ません。
のんびり楽しく宝箱の探索ができるのです。
嬉しいー!!
雑魚敵は、一定の場所でシフトキーを押せば現れます。
プレイヤーが戦いたい時に戦える!!
戦いたくないときには戦わなくていい!!
素晴らしいです…!!

真由子は宝箱を全回収したあと、一回も雑魚戦闘をせずに突き進んでみました。
ボスに瞬殺されました!!
それは…仕方ないね…。
ということで見つけた装備を全部身につけて、雑魚戦闘開始しました。
出てきたのはコウモリ一匹。
嬉しいです!
プレイヤーキャラは女の子一人だけなので、一対一だとフェアだと思います。

私は常々、全体攻撃も全体魔法も無い状態で複数の雑魚敵と遭遇するとイラっとしていたので、敵が常に一匹だけしか出ないというのは本当に快適でした。
なぜ楽しい気持ちになりたくてゲームで遊ぶのに、敵から集団でボコボコにされなければならないのか!というのは結構よく思うことだったので…。

短編ですぐに終わるので、快適な雑魚戦闘を体験したい!という方はぜひどうぞ。
快適ですが最初は雑魚敵にも負けてしまうことがありますが、最初に戻るだけで特に不便は感じなかったです。
そしてレベルアップ時のパラメータの伸び率がよいので、レベルが上がると楽しかったです!

素敵なゲームをプレイさせていただきましてありがとうございました!


【Princess Saviour】※フリーゲームなのでリンクは繋ぎません

ジャンル:賛否両論なRPG
サークルさん:あなすさん(と作品掲載サイトに載っていたので)
ご紹介する理由:レビューが真っ二つですごいと思ったので
ツール:プレイしていないのでわかりません。

今回はご紹介のみです。
レビューが面白いなーと思ったので!
この作品、大手のレビューサイトさんと作品が掲載されているサイトの掲示板で、全く感想が違います。
別のゲームなんじゃないかと思うくらい、違います。
それがすごい!!と思って。
真由子はたぶん、掲示板の感想と同じになる気がするので、プレイは控えます。

私、プレイしていないんですけど、掲示板の感想の方たちが言っていること、すごくよくわかるのです。
「キャラクターが綺麗で可愛いグラフィックでとても素敵だと思うのでグラフィックに見合うように、まともな言葉で喋って欲しい」
と、私は思うかなあ……。
シナリオが個性的すぎて、たぶん真由子はついていけなそうな気がします。
「キャラクターを皆が見て、楽しい気持ちになれるか、好きになってもらえるか」ということをあんまり考えないで制作する方なのかな、と思います。
キャラが見ていてきついと、プレイしていたら相当きついですよ。
だって目の前で好きじゃない人が自分を無視して好き勝手に喋って行動しているのと同じだから……。
しかも、それを操作しなければならない私って!

これが、たぶんフリーゲームのジレンマかな、と個人的には思います。
制作者さんが作りたいものが、プレイヤーに全面的に受け入れられるわけではない一例ですね。

「変な言葉でしゃべるキャラクターが作りたかったんだから、いいじゃない!!」というのが制作者さんの主張ではないかと思います。
うん。わかる。好きにさせてあげたいです。

だがしかし!!
遊びやすいゲームシステム!!
美麗なグラフィック!!
操作は快適!!
ここまで揃っているのなら!!

もう一歩!!まともで可愛く好感が持てるキャラクターにしてくれたっていいじゃない!!

というのがプレイヤーの主張だと思います。
うん。わかる。楽しく遊びたいだけなんだよね…!!

そんなわけで、真由子はこういう作品を見るたび「制作者さんとプレイヤーが仲良く楽しく共存できないものなのかしら…」と思います。
でも原則、フリーゲームでは、絶対、折れるべきなのはプレイヤーだと思うのです…。
それはちゃんと…真由子はわかっているのです…。

制作者さんサイドに、まともな言葉遣いの方がいいよって言ってくれる人が出てきて「変な言葉バージョン」と「まともな言葉バージョン」の二種類にならないかな…とひっそりと願っていようと思います。
まともな言葉遣いだったらプレイしてみたいので…。
すごく面白そうだし…。

***
2013年7月8日追記

この作品を、大手レビューサイトさんでレビューした方が再度?取り上げたっぽい記事を拝見しました。
レビュワーさんかっこいいー!
私、この方はプレイしながら「これ、好みが分かれるだろうな…」と思いながら、思いやりでそのことを書かなかったんだと思ったのですが、そんなことはなく、この作品が大好きだったらしいです。
こういうレビューだけが、制作者さんに必要なものだと思う!

でも、反面、プレイヤーには結果、「んん?」というレビューになり得るので、読む方は注意かも。
なんというかレビューを読んで「なんて素晴らしいゲームなんだろう!」とわくわくしながらDLして「違うじゃーん!!(涙)」と思う人が出る予感です。

多数のレビュワーさんは「プレイヤーがわくわく→絶望の底に突き落とされる」という状況を生み出すのを避けるために(自分がプレイヤーなので、そういう人が出るのが可哀想だと思うので)たぶんなるべく公平なレビューを書こうとしている方が多くなるのだと思います。
私も、成功しているかはわかりませんが「自分がこう思った」「自分以外の方で、このゲームを好む方はこういう方かも」という書き方をするようにしています。

でも、100パーセント肯定、褒め言葉で構成されたレビューは本当に素敵だと思うのです。
レビューサイトとしてはすごく(私の)理想なので、この路線で頑張っていただきたいです。









【空の始まる場所】

ジャンル:自由度が高い?RPG
サークルさん:sorallisさん
プレイした理由:自由度の高いゲームが好きなので
ツール:RPGツクール2000

体験版をDLしました。
紹介文を見たら、自由度が高そうだったので!
私、自由なゲームが大好きです!
自分で選んで、いろんな人に会いたいです。
楽しみー!!

と、思ったら。
いきなりフルスクリーン起動!!(涙)
すかさずウィンドウ表示にします。
若干…雲行きが怪しい…かも。

ゲームスタート。
一文字ずつ表示されるオープニング。
読みにくくはないけど…もしかして見せられる系ゲームなの?
自由度…は…?
と不安になったところで主人公を操作出来る場面になります。

音楽がとても素敵です。
ゲームタイトルの『空の始まる場所』という感じがします。
セーブは部屋にある本をクリックすると出来るようです。
男主人公のみしか選べないみたいです。(主人公性別を選ぶ概念は無いっぽいです)
残念ー!
女の子主人公でプレイしたかったなあ…。

主人公は普通の人には見えない妖精等が見えるようです。
妖精は半透明グラフィックで表示。素敵です!
オブジェクトにもいろいろコメントがついていて楽しい!!
着替えも出来るみたいです。
トランクを調べてお金をゲット!!
「自由度の高いゲーム」なのかも。本当にそうなのかも……。(わくわく)

体験版プレイ終了しました。
うーん…。
体験版の制限なのか、鍵が掛かった部屋がたくさんあって入れず、また、荷物配達の依頼を受けたのですが、配達相手のキャラが全然出てこず…という感じでした。(キャラ出現はランダム?)
これではゲームのおもしろさがわからないです…。
私は自由度の高さは感じなかったです。
でもキャラクターは魅力的で、イベントは面白そうなので、ファンタジー&男主人公の作品が好きで、温かい雰囲気の作品をお探しの方はぜひプレイしてみてください。


【泣き虫魔女ミトラの旅】

ジャンル:冒険?RPG
サークルさん:AMUSEHEARTさん
プレイした理由:レビューをしたい気分だったので
ツール:RPGツクールXP

体験版をDLしました。
レビューをしたい気分だったので!

私、この作品を前から存じ上げてはいたのですが、なかなか体験版をプレイするにはいたりませんでした。
理由は「主人公成長型RPG」は基本的に苦手だからです。
主人公が成長する作品ってたくさんあるし、制作者として私も作ったりはするんですけど、成長型の作品って「成長していない状態の主人公にプレイヤーが付き合わされる」という側面があると思うのです。
なんか…未熟な子に付き合うのって…疲れるよね…。
という真由子の感想。
だから、その辺りをどうクリアするのかというのが結構ポイントになってくると思います。
なんかもう、あまりにも愚かだったり的外れだったり、やっちゃダメって言われたことをやったり、逆にやるべきことをしないと、プレイしている私には厳しいなあ、と思ったり…。

ではプレイ開始です。
ネタバレ可。辛口レビューオッケーな方だけどうぞ。

音楽が可愛いです。
でもオープニング、ずーっとイベント。
なんで…?(涙)
RPGはプレイヤーが自由に操作できるのが楽しいのにー!
ずーっと見ているだけとかつまらない…。
そしてやっと操作できると思ったら連打イベント…。
私、連打嫌いです…。(涙)
手は疲れるし、キイには負担だし…。
のんびりカチカチやっていたらゲージはたまらず。(笑)

そして家に戻り、おつかいイベント。
ようやくセーブができました。
市場で材料を揃える…ということですが私、所持金ゼロですよ。
なんか、会話したら人々が次々にアイテムを貢いでくれます。
市場で三つ、広場で一つ材料を揃えました。
全員が無料でわけてくれるって…変ですよね…。
だって商売をしている商品なのに…。
まあ、いいんですけど…。
そして材料が揃ったところでイベント発生っぽいです。

敵と戦ってお師匠様が石化しました。
……ふうん。
予定調和…かなあ…。
あらすじに書いてあったし…。
せっかく買い物(というか頂き物)をしたアイテムはどうなるのか。

泣き続けていた主人公がちょっと頑張り始めました。
うん。いいかも。
でも私、ずーっとイベント見ているだけなんですよね。
今まで、プレイした(操作した)時間より、見ている時間の方が長いのは、RPGとしては大変な欠点だと思います。
AVGの方がいいんじゃないかなあ、と思ったり…。

自分でステータス画面が見られるようになったのでアイテムを見たら、買い物させられたアイテムが全てなくなっていました。
なんか…がっかり…。
ここでプレイを終了することにします。

やはり、RPGはプレイヤーが主人公を操作していろんな場所を調べたり会話したりして進めていくのが楽しいゲーム形式なんだなあ、ということを改めて実感しました。
制作者さんは、すごく楽しんでイベントを制作されている感じがしたので、もったいないなあ、と個人的には思います。
本当、見ているだけだとつまらないのですよ…。
プレイヤーにイベントを発見させて、それから動きを挿入する形式にした方が、私は好きかな、と思いました。



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