忍者ブログ
庄野真由子のシェアゲーム制作&レビューブログ
[1340] [1339] [1338] [1337] [1336] [1335] [1334] [1333] [1332] [1331] [1330]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【END ROLL】※フリーゲームなのでリンクは繋ぎません

ジャンル:探索要素が多めな、絶望系RPG
サークルさん:せがわさん
プレイした理由:制作者さんの別作品が好きだったので
プレイツール:RPGツクール2000 VALUE!

1.02でクリアしました。
面白かったけどつらかったです。(つらいゲームだって、わかってた)
つらかったけど感動しました…!!

とても面白かったです。
おすすめですが、プレイの際は自己責任で!
ではネタバレ感想ー。

***

素敵な感想がたくさんあった通りの、素敵なゲームでした。
最初から、きつい描写があるので「こんな鬱ゲームだなんて思わなかった!」と怒る人はいないはず。いないはず!

でも、皆、幸せにしてあげたかったね。
無力な大人で本当にごめんなさい…。

***

もうさあ、自分の部屋がなくて、日記帳を「浴室の、誰も使わない引き出しの奥」に隠している、誕生日を祝ってもらえない子が闇落ちしても仕方ないよね!

と思うんだけど…。

でも、その子に親切にした人が理不尽に無残に殺されるのは、違うよね…。(涙)

本当、なんで、なんでこんなことに…ということの連続で、無力な私は、ただプレイを続けることしかできませんでした。
でも、ほのぼの可愛くてゲームとして面白かったです…。うう…。

***

豪邸に、仲良くも無いクラスメイトを含めて全員呼んで、料理人のお父さんがふるまう料理とケーキでバースデイパーティーを開く子、私は、仲良くなかったらたぶん好きじゃないと思います。
でも、仲間外れにされて、一人だけパーティーに呼ばれないのも嫌だよね…。

そんな中、自分も同じ日に生まれていたらと思うと…!
誕生日を祝ってもらえない自分が、盛大に誕生日を祝ってもらっていて「それを見せびらかす」人に幸せを見せつけられたらつらいよね…!

でも、友達になったらいい子だったよ…。
盛大に自慢していたように見えても、料理人のお父さんとは「誕生日くらいにしか会えない」って、会うのを楽しみにしていたってわかったよ。
完璧に幸せじゃなかったんだね…。

とか、そんな感じのことがいっぱいです。
もう、どうすればいいのかわからない。
どっちの気持ちもわかるよ!

***

「知らないこどもは見ないふり」とか…。
大人の私には刺さります…。(涙)
だって下手に関わったら、今の時代、大変だし…。

このゲームのように、優しさで手を差し伸べて、悲惨なことになるケースも無いわけではないので…。
難しい!
一応、赤ちゃん連れの方とか妊婦マークをつけている方には、余裕があれば電車で席を譲るようにはしてるけど…子供単体に声を掛けるのはちょっと怖いです。

***

共感したのは、懺悔すれば神様は全て許してくれるのなら…と罪を犯すくだりです。
私は、神様はたぶんどこかにはいると思うんですけど、都合よく人を助けたりはきっとしてくれないんだろうな、という気がするので、信仰心が篤い方が苦難の道に落とされるのは本当に切ない気持ちになります。

子供を殺された信心深いお母さんが「神なんかいない」と思うのはすごくよくわかる。
せっかく信仰していたんだから、助けてよ!って私だったら思います。
本当、傷ついた主人公に優しくしただけなのにね…。

でも、主人公が「優しいお母さん」の理想像を見せつけられて、それが「他の子供のお母さん」ということに傷ついてしまう気持ちもわかる。

難しいー!!

***

あと、心を抉られたのは「嫉妬」のエピソード。
私はひどいことを思うときは、なるべくその人に実害が無い「ひどいこと」を思うようにしています。
一番思うのは「今日、一日、全部赤信号に引っかかっちゃえばいいのに!」ということですね…。
たぶん実害、あんまりないしね…。
でもイラッとするしね…。
そして、その人が「赤信号に引っかかるか」は私が左右できることじゃないので…。

嫉妬エピソードは、すごくわかるー!!と思うことばっかりでした。

嫉妬はね…仕方ないよね。仕方ないよね…。(涙)
でも、あんまりひどいことは思わないようにしたいです。なるべく!穏便に!
そして、嫉妬している人に対するゲーム内のコメントがまた、抉られるの!!

でも、嫉妬の対象の人がごく身近、目に見えるところにずっといるのはすさまじいストレスだから、その人が目の前からいなくなるだけで、プラスになることはあると思うの…。

***

そんなわけで、このゲームにはとても価値があるし、制作者さんはすごい方だと思います。
こんなにたくさんの価値観を内包していて、可愛く楽しく表現するのは素晴らしいと思う。

たくさんの方にプレイしていただきたい名作ですが、たくさんの方の心が抉られるのかと思うと…!

プレイの際は自己責任で。
私はプレイしてよかったです。素敵なゲームだと思います。
本当、大人は子供を幸せにしてあげないといけないよね…。
私は運よく、普通に大人になることができてよかったです。


PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[03/29 煌月あや]
[07/09 煌月あや]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
庄野真由子
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
P R