庄野真由子のシェアゲーム制作&レビューブログ
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【村雨】※フリーゲームなのでリンクは繋ぎません
ジャンル:逃げ回り立ち向かうRPG サークルさん:裏束さん プレイした理由:前作が面白かったので ツール:RPGツクール2003 逃げゲーということでためらっていたのですが、思い切ってプレイしました。 攻略を見ながらプレイしたらクリアできました。 真由子でも、結構楽に逃げられました。 面白かったです! ……でも、ものすごく怖かったです。 この作品はイジメの描写が頻繁に出てくるので、苦手な方はきついかも。 すごくリアルです。 暴力行為とかは(イジメの描写では)ないんですけど、とにかくいじめっ子もいじめられる子も、第三者(プレイヤー)から見ると、どちらも「うーん…」という感じです。 いじめっ子がいじめられっ子に絡む「きっかけ」が「気に入らない。ムカつくこと」をいじめっ子がした、とか、いじめっ子の機嫌が悪かったとかそんな感じで「うわあ…」という…。 本当、これを防ぐにはクラスを別にするしかないと思います。 目に入らなければ、こういうトラブルは防げると思うので。 個人的には、いじめは「不快な環境」があるから発生するのではないかと思います。 居心地が良くて、楽しくて、嫌いな人がいない環境だったらたぶん発生しない気がするのです…。 女の子の意地悪な子が無愛想な子に「無愛想」とか「嫌な目で見ないでよ」ということを何度も言う場面があるのですが、本当、難しいと思いました。 無愛想な子は、クラスにはつまんない子しかいない、最悪、ということを常に思っていて、たぶんそういう気持ちが顔に出ているのを、意地悪な子が敏感に察知して文句を言う…という構図だと思うんですけど。 私は、子供に「不快さを我慢しなさい」っていうのって、無理だと思うんですよね…。 「自分が嫌いな人と一緒にいても愛想笑いしなさい」「自分を嫌いな人と一緒にいてもなんとかやり過ごしなさい」って無理だよね…という…。 ある程度成長したら、スルースキルが身につくので「ちょっとくらい不快でもお互い様」とか「たぶんあの人は自分を嫌っているから、かかわらないようにしよう」とか、そういう意識が働くようになるので軋轢は少なくなると思うんですけど。 皆、トラブルは避けたいし……。 そんなイジメがあるクラスが修学旅行中、土砂崩れで立ち往生をして、とある村に助けを求めます。 その過程で、次々と人が殺されていきます。 「殺されてもまあ、いいか」という最低な性格の人も何人かいますが、いい子も殺されてしまうので私は悲しかったです。 モブでも、好きな子いたのにな…!(涙) ※ちょっとネタバレです※ 私は、一人だと何もできないのに弱い子を目ざとく見つけて、強い人に擦り寄り、弱い子をひどい目に合わせてあざ笑う男子生徒が本当に嫌いだったので、彼の結末は「因果応報」だと思いました。 まあ、あんな目にあっても仕方ないよね…という…。 イジメの主犯格の子は「口でいうほどひどいことをする気は無かった」ということが判明したり、彼の活躍で命を救われたりしたので私の彼へのマイナスの好感度はまあ、ちょっと上がった感じです。 イベント中は、追い詰められた極限状態の中でキレたり本心を吐露して、人間関係が決定的に壊れたりすることが多くてすごかったです。 特に、いじめっ子の女の子が平然といじめられている男の子に命じて見張りをさせる、そのねじ曲がった心に驚きました。 反撃されると思ってないのかな、と思って…。 自分の安全を、自分が虐げている人に託すなんて有り得ないですよ。 まあ、彼女はその後…。 プレイヤーキャラはいじめられていたけれどいじめをやり過ごした男の子、無愛想な女の子が切り替わる感じです。 どちらも、心根の優しい子なので「ピンチに陥った時に他人を助ける」行動を取ります。 なんか、そういう選択にほっとしました…。(涙) ※さらにネタバレです※ 攻略データを頼りに苦難を乗り越え、無事に生き残ったわけですが、さわやかなエンディングの後、衝撃のラストが待っていました。 本当、心が粉々に砕け散った子はあんな風になるしかないのか…という…。(涙) 「私、誰かに意地悪なことをしないように気をつけよう。本当に気をつけよう」と改めて思える作品です。 心がある程度元気な時に、ぜひどうぞ。 PR |
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