庄野真由子のシェアゲーム制作&レビューブログ
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【ラハと魔法の園 ~the graystory~】※フリーゲームなのでリンクは繋ぎません
ジャンル:とても丁寧に作られている一本道ファンタジーRPG サークルさん:kotonoha*さん プレイした理由:とても熱心に褒めている感想があったので プレイツール:RPGツクールMV(Mac Steam版) version 1.11をプレイして、クリアしました。 面白かったです! 私、感動しました…! readmeの履歴拝見したのですが、私、このバージョンでプレイ出来てよかったみたいです。 このバージョンでも地味にエンカウント率高いと思ってたので(ちょっとうっとうしいけど嫌じゃないという程度)これよりエンカウント率高いバージョンだったら泣きながら止めてたと思います。 このゲームをプレイする前に、たくさんの感想を読んで「B級試験で泣いた」っていうものが多くて怖かったんですけど、それほどつらくなかったので(それでも何度かやり直しました)最初のバージョンでクリアした方はきっとすごくつらかったんだろうなあ…と思いました。 修正してくださった制作者さん、ありがとうございます…! では感想。ネタバレが嫌でない方だけご覧ください。 *** 私、最初はこのゲーム絶対に自分に合わないから絶対にプレイしないようにしようと思っていたのです。 だって男主人公で「人助けの大切さを知るゲーム」なんて、主人公や仲間たちがゲームの中で気軽に人助けを引き受けて、プレイヤー真由子が泣きながら「なんで私がこんなつらいことしなくちゃいけないの…?まず私を助けてよ!」と思いながら、エンカウント率が高いダンジョンをさまよう未来しか思い浮かべられなくて…。 もう本当、そんなことばっかりだったんです。 *** そんな私がなんでプレイしてみようと思ったかというと、素敵な感想があったことと、頻繁に修正更新してくださっている様子があったからです。 RPGはバランス調整がきちんとされて、バグが無い状態のデータになると、公開当時とは全く別物と言えるほど楽しくプレイできる作品になるということはわかっているので、ちょっとやってみようかな、と思いました。 *** まず、ものすごく驚いたのが、ゲーム開始直後に、難易度選択画面で「制作者さんからプレイヤーに向けての」温かい言葉があったことです。 私はすごく嬉しかったです…! 「もしかしてプレイヤーがシンクロできる主人公を作って、自由に魔法学校ライフを満喫できるの!?」と誤解するほど嬉しかったです。 それは儚い夢だったけど…。 入学するのはプレイヤー真由子じゃなくて、記憶喪失の男主人公ラハでした。残念! でも、私が警戒してる「悪い意味でよくある王道ファンタジーRPG」ではないのかな、という印象を受けました。 このゲームを作ってくださった制作者さんは、画面のこちら側にプレイヤーがいることをわかってくださっているのかなーと思って。 *** マップは見やすく、いろんなキャラがいるけど、私が仲良くしたいキャラを見つけても全然どうにもならないんだよなーと思いながらさまよう序盤。 最初に仲間になったのが小太りの劣等生というあたりで、正直、気合入んないパーティーだなーと思いながらふらふらと中庭に出ると、喧嘩シーンに遭遇。 記憶喪失の主人公は全く魔法を覚えていない状態で、喧嘩の仲裁に入ります。 死ぬよ! と思ったら…。 颯爽と女の子が登場。 「この子ヒロインかー。これ仲間イベントねー」 とやる気なく思う真由子。 特にヒロインと知り合いたいという気持ちが無いので割と投げやりです。 「助けてくれるのねー。一応感謝するよ」 という気持ちでいたら!! 戦い方を教えてくれて、杖を渡してくれて、去っていっちゃったよ!! 「これ、仲間イベントじゃなくて戦闘チュートリアルイベントだったの!? 都合よく杖持ってたことはゲームのご都合主義で突っ込んじゃダメだよね…」 と思いながらとりあえずバトルした私ですが、このイベントの真の様相を、後で知ることになります。 ネタバレしますー。 ヒロインの子、主人公が無謀にも素手で喧嘩の仲裁に入ったのを見て、ダッシュで購買に行って、自腹で「主人公でも使える杖を買って」ダッシュで戻ってきてくれていたんだって…!! まさか、そんな手間を掛けてくれていたなんて知らなかった…!! 自腹で杖を買ってくれていたのに、一切代金を請求しないなんて…優しい…!! 「杖が用意されているのはゲームによくあるご都合主義」って思っていてごめんなさい…。 そんな素敵なヒロインがいるゲームでした。 *** 謎解きもすごく面白かったし、バトルもボスバトルはかなりシビアで楽しかったです。 普通のRPGでは捨てコマンドの防御や能力値アップ系のアイテムも使いどころがあって、制作者さんのゲーム愛を感じました。 私、自力で謎解きできたゲームってほとんどないんですけど、このゲームは自力で謎解きできました。 たぶん、小学校低学年の子でもできそうな感じで「ゲーム内の情報だけを使って」謎解きさせてくださるのが本当に嬉しかったです。 メタ発言皆無だったし!! *** このゲームの印象は、序盤と終盤ではだいぶ違う感じがしました。 私はやっぱり、オリジナル魔法とオリジナル設定に溢れたこの魔法学校で、プレイヤー自身が自由に魔法学校ライフを楽しみたかったなー。 どうやって昇級試験を乗り切るか、それとも試験関係なくマイペースに楽しむか、とかそういうことを迷いながら楽しみたかった。 妖精の粉をどうするのか、自分で決めたかったなー。 でも、終盤感動したので、このゲームはこれでいいと思います。 丁寧に作られている素敵なファンタジーRPGを楽しみたい方はぜひどうぞ。 たぶん、プレイした方が全員、制作者さんの心配りに満ちたゲームを楽しくプレイして、問題なくエンディングを見られるのではないかと思います。 それってすごいことですよね。 PR |
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