庄野真由子のシェアゲーム制作&レビューブログ
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【グリム・ディエムの冒険録 あるいは忘れられた海の底で】※フリーゲームなのでリンクは繋ぎません
ジャンル:感動するやり込み系RPG サークルさん:めぞん(きりききう)さん プレイした理由:遊ぶゲームが無かったので プレイツール:RPGツクールMV Ver.1.1.6でエンディングを見ました。 すごく面白かったし、感動しました! 以下、ネタバレ感想になります。 閲覧にはご注意ください。 私、以前、リメイク前の作品をプレイしたことがあるのですが、画面は綺麗だけど見づらくて、どこに行ったらいいのか全然わからないし、移動速度が泣きたくなるほどに遅いし、雑魚敵は地味にうっとうしくて、序盤でプレイをやめたことがあります。 だから、リメイク版も、本当はプレイするつもりはなかったのです…。 でも、たまたま遊ぶゲームがなくて「ダメで元々」という感じでプレイしてみました。 やっぱり、遊びにくい印象だったんですけど、でも、リメイク前よりは少し画面が明るくなって「行くべき方向」のようなものは、なんとなく見分けられたので「移動速度が遅い…」と思いながら、ゲームを進めていたのです。 序盤は、アイテムを拾ってはみたものの、どこで使うのかよくわかんない…と思いながらメインストーリーを進めていたのですが、拾ったアイテムの使い方を少し理解し始めて「ゲームが」面白くなってきました。 キャラは、主人公のグリムは私の嫌いな感じの「冒険者」だし、ヒロインは不愛想で助けられてもお礼すら言わないキャラで「うーん」という感じでした。 だって、主人公は「誰でも冒険者になれる。冒険したいという気持ちは誰にも止められない」と強く主張するんですよ…。 私はその後に「でも、冒険に出たら死ぬかもしれないけど、それでもいいの?」と付け加えたいよね…と思っていました。 ゲームだからいいんだけどさ…。 でも、制止や諫言を聞かずに、やみくもに冒険したがるキャラって迷惑じゃないですか! そんな猪突猛進型の冒険者である主人公ですが、助けられてもお礼すら言わないヒロインには親切なんですよ。 ヒロインは、主人公の役に立つことは砂一粒くらいしかしないんですけど「一人はいや」と主張ばっかりが一人前で、本当に可愛くないんですよ…。 犯罪者なのに…。 主人公は、自分一人なら、環境が良い場所で暮らせるのに、わがままを言う強情なヒロインに付き合って、劣悪な環境で過ごすことになります。 その頃から「ヒロインは記憶喪失」で「主人公が教えたことは素直に覚える」ということがわかってきて「少し可愛く思えてきた」と感じるようになります。 主人公は、たどり着いた海の監獄で「快適な生活」を提示されるのですが、まったく興味を示さず、一貫して「自由に冒険をする」ことにこだわります。 私は主人公を好きだと思い始めたのは、彼の過去が提示されてからです。 主人公は、幼い頃は「高いところが怖い」「故郷が好きだから、出て行きたくない」という普通の子だったのです。 でも、主人公のお兄さんは、今の主人公のような性格でした。 かなり苛烈なことがあり、主人公は「故郷に留まれなくなって」旅に出ます。 旅に出るのは、主人公の意志であり、強制でもある、という感じです。 他に道が無い、というか…。 主人公と主人公を庇護する師の関係がとても魅力的で、特に、主人公の師の言葉には感動しました。 主人公の過去の一端を見て、彼の、頑なに前に進もうとする姿勢にも納得しました。 そのころには、ゲームに出てくる名前があるキャラのことは皆好きになっていました。 だから、もし、序盤で「無理」と思っても、少しずつでもゲームを進めて頂けたらいいな、と思います。 エンディングは、私はすごく大好きです。 あのエンディングで良いのだと思います。 主人公は、愛され、想いを託されて、縛る物が無い状態で、自由に世界を巡る「宿命」があるように思うからです。 でも賛否あるだろうな、と思って他の方の感想を見たら、悲しんでいる方もいらっしゃいました。 私は、主人公が「待っている相手のために何か探しながら、振り返りながら旅をする」というのがどうしても違和感があって、だから、このゲームのエンディングはあれで良かったと心から思います。 素敵なゲームをプレイさせていただいてありがとうございました。 できればもう少し、操作性を快適にして頂けるとありがたいです。 PR |
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