庄野真由子のシェアゲーム制作&レビューブログ
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【インボルグの過ごし方】
ジャンル:学園AVG サークルさん:ゴリッチュさん プレイしてみた理由:このサークルさんのフリーゲームのファンなので ツール:ライブメーカー(たぶん) 体験版をプレイしました。 主人公の外見が生理的に無理系だったので心が折れそうになりましたが、このサークルさんの作品は感動することが多いので頑張ってプレイ。 主人公、性格も…気持ち悪いです。 登場する女子生徒に「キモい」と言われまくるのですが(しかも複数。時には男子生徒にも)正直、私もそう思います。 主人公に好意的な友達から「外見を変えたら」とアドバイスをされるのですが、とある理由で頑なに拒否。 その理由も、私から見れば「なんでそんなことにこだわるの…?」ということなので主人公にはまったく共感できません。 ゲーム紹介に「優しいだけが取り柄の主人公」と書いてありますが、優しくないと思う。この人…。(序盤の感想です) 「変なこだわりを持ち、自分の外見を変えようとせず、それでも友達100人欲しいと願う」主人公が、そのままの自分で頑張るAVGです。 これ、学校教材としても適切な感じの作品です。 イジメって、たぶん、こんな感じで始まるんじゃないかなあ、とぼんやり考えたりしました。 主人公は、気持ち悪い外見と気持ち悪い性格ですが、特に人に害を及ぼしているわけではありません。 暴力的ではないし…。 ただ、すごく危機管理が甘くて(見知らぬ、カツアゲしそうな男の人に誘われて暗がりの道についていったりとか)適切な行動を取らなかったり(暴力を受けそうになったら携帯で警察を呼ぶとか)人の話を聞かなかったりします。(相手が主人公を嫌いだと言っているのに、友達になってくださいと連呼したりとか) 「なんでそうなの…?」と思ったりするのです。(私は) でも、主人公は自分が思うように行動しているだけで、悪いことは何もしていません。 だから、非難されることは何も無いのですが「キモい」と言われてしまいます。 そして私は「キモい」と言う人の方に共感してしまうというおそろしさ。(涙) 三日で20キロやせなさい、とか言っているわけじゃないんだから、本当、外見くらい変えようよ。寝起きの髪型の方が素敵だってどういうこと?と…思ったりします。 でも主人公は悪くないことは…わかっているのです…!というジレンマ。 でも、希望もあります。 主人公のお姉さんは性格も良くて、可愛くて、全校生徒に慕われています。 そのお姉さんは「キモい」外見の主人公をまるごと許容しています。 「どんな姿でも自慢の弟」だそうです。 全肯定されると嬉しいものだなあ…と感じます。(主人公も喜んでいます) いろいろな事件があり、クラスメイトの女の子が主人公の友達になってくれました。友達一号。 私が主人公の外見と性格を受け入れられるのか…と思いながら、続きを読みたいと思います。 教育に興味がある方や学生さん、学校に通うお子さんを持つ親御さんにおすすめです。 読み進めたら、またレビューを書きたいと思います。 少し読み進めました。 私、だんだん主人公に慣れてきました! 主人公も、よく話す人たちには(私から見て)普通の態度になってきました。 挙動不審じゃない。会話が成り立つって嬉しい! そして、主人公の過去や挫折等が少しずつ見え始めて「共感出来るかも?」という部分が出てきました。 よかった…。 でも、まだ現状、彼の友達は「一人」です。 幼なじみが二人いるので、実質三人かな?という感じです。 また少し読み進めました。 主人公がいい感じになってきました! よかったー! もはや、友達100人のテーマはどこへ行ったの?という感じですが、主人公の成長物語としては成功していると思います。 感じ良い人になって来た…! やっぱり、内面の変化は絶対に必要だなあ、と思いました。 一度「つづく」と入って、ムービー?が流れるのですが、まだ続くようです。 もう終わりだと思って、終わりにしないように気をつけてください。 少し読み進めました。 北欧神話系のファンタジー要素が入ってくるのかも…。 キモい系主人公が普通な感じになって来たので、いじめ問題の解決の糸口とか、そういう方向の答えは全く与えられない展開になりそうです。 生まれ変わり、神系の話になりそうだなあ…と思いながら読み続けようと思います。 読み進めています。 なんか、武術と恋愛と北欧神話系の話になって来て、友達作りはほとんどなかったことになっているような気がします。 教材にはならないかも。(教材系をお望みの方はムービーが始まる前の時点で終わりにした方がいいかも) 苛められやすい個性を持った主人公が、その個性を変えずに友達を増やしていくのってどうするんだろう、と思っていたのでこの流れは少し残念ですが、ゲームとしては王道の学園ファンタジーの流れになって来ました。 主人公は特別な存在のようですし、主人公らしくなってきました。 だいぶ読み進めました。 面白いけれど長いです…。 そして不治の病系の描写が出てきました。 ゲーム紹介文からだと、ほのぼの系の学園恋愛AVGかと思いがちかもしれないですが、結構シリアスで重いかも…。 キャラ死に系が苦手な方は要注意です。(この時点では誰も死んでいないですけれど、なんだか死にそうな気配) 興味深いテーマが出て来たので記載。 「なぜ、自分は才能もあり、努力もしているのにライバルに勝てないのか」と悩み、勝てないのならライバルに怪我を負わせて自分が勝とう、と考える女の子が出てきます。 実際、その通りになります。 これは、他者と競うことを奨励することが産む弊害かな、と思います。 「才能もあり、努力している」 これは素晴らしいことです。 指導者が「そのことを評価して」彼女の自己肯定感を許容すれば、それで丸くおさまる話だと思います。 でも、この指導者は「彼女の努力の結果であるタイムを見て、これでは駄目だ」と言います。 その結果、彼女は自分より良いタイムを出すライバルに怪我を負わせることを思いつきます。 でも「本当はこんなことしたくなかったけど」と、彼女のモノローグで語られます。 やっぱり教育が悪いんだろうなあ…と思います。 指導者と、教師の質が悪いと感じます。(物語の中の) 満足を、人と比べることで得ようとすると、どうしても限界が出てくるので、対自分で考え、また、自分の努力を自分で認めて満足する等の充足を得られる手段について教えてあげないと、上にいる人を引きずり下ろして自分が上に行く、という考えに囚われる人は、必ず出ると思うのです。 彼女に関する話はまだ途中なので、興味深く読み進めたいと思います。 たぶん、普通に「怪我をさせたら駄目じゃないか」という論調になるのかな、と思うのですが…。 もちろん、誰かを傷つけることは良くないですが、努力しているのに報われない子に対して、大人が何も言葉を掛けてあげないのが全部悪いんじゃないかと思います。 教師や指導者は、指導している子全員を良く見て、ちゃんと褒めてあげてほしいです。 褒めるのは大事です。 体験版読了しました。 すごかったですー! でも、たぶん、地雷な方は地雷かと思うので、体験版の内容をざっくり記載しておきます。 ネタバレ可の方のみ読んでください。 ・バトルがすごく多いです バトルの時間がものすごく多いです。 私の感覚で言えば、学園AVG部分と同量、バトル成分です。 回数が多いし、長いです。 そして剣戟の「キインキイン」という音や拳で殴られる「ドゴオ」という音や、銃を撃つ「ガアン」という音が多用されていてうるさいです。 私は結構きつかったです。 BGMが聞こえなくなるのは寂しいかな、と思ったのですごく小さな音は出していたのですが、消音した方がよかったかも。 そしてバトルエフェクトがかなりうっとうしかったです。 鮮やかな色の連続は厳しい…。(涙) バトル物が好きな方にはおすすめです。 ・不治の病系の描写が出てきます これは「なんでー!?」という感じだったので記載。 友達100人を目指す学園AVGで不治の病系は結構反則だと思います。 私は明るい系で楽しめると思ってゲームを始めたので、かなりびっくりしました。 体験版では主人公は死にません。 ・大量に人が死にます グロ系です。絵もあります。 ぐっちゃぐちゃです。気をつけて…!! 私は気持ちが盛り上がって、一気にこの作品の評価が上がりました。 意外性で感動!という感じです。 以上、体験版の範囲で気をつけた方が良いことでした。 地雷の方は本当、気をつけて! 体験版だけでも大容量で読むのに時間が掛かるので、無理だった時のダメージは結構大きいと思います。 地雷が無い方には意外性で楽しめると思うので、おすすめです! PR |
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