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庄野真由子のシェアゲーム制作&レビューブログ
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【記憶の檻】※フリーゲームなのでリンクは繋ぎません

ジャンル:じんわり狂気系AVG
サークルさん: 黒時さん
プレイした理由:面白そうだったので
ツール:WOLF RPG Editor

クリアしました。
怖かったですー!(涙)

ではネタバレ感想です。

***

このゲームはとても言葉が少なく、印象的な行動で少しずつ進行していくAVGだと思います。
檻の中にいる「患者」を操作して「彼らがなぜここにいるのか。この檻がある場所はどこなのか?」ということを探っていきます。

セーブ箇所は(たぶん)一つ。
私はセーブのつもりがまちがえてendを選んでしまったりしたので、落ち着いてセーブすることをおすすめします。

***

まずは無口な少女を操作するシーンなのですが「隣の檻にいる人」が接している壁に近づいて「ノックする」というのがトリガーになるのが新鮮だなあ、と思いました。
見つけられないと早々にゲームをやめられてしまうかも。

無口な少女が机の中から「あるもの」を見つけて、ショックを受け、なぜか開いている扉から逃走したところで一人目が終了。

ここまでは「お洒落なゲームだなあ」としか思わなかったんですけど…。

***

二人目。
一人目の少女を操作している時に壁になにやら書きなぐっていた男の人を操作します。
彼は喋るので、なんだかほっとしました。
ゲームしているって感じで。

だがしかし。
彼のイベントが怖かった。(涙)

彼は国を救った英雄で、それなのに強大な敵、魔王を倒したら投獄されてしまった、ということのようです。
その檻の中になぜか彼が倒した魔王が現れて「自分と四天王を再度倒してみろ」というのです。

「面倒くさいなあ」と真由子は思いました!
だって彼が一回倒したんだからいいじゃない。
でも一本道ゲームだし、しょうがないから倒しました。
二人目の敵で一回負けたよー!
でも負けても特にペナルティーはなく再戦なのです。
なんか本当「殴打/防御」しかなくて敵を殴りまくって勝利なので、四回目(一回負けて一回間違ってendにしたので正確には六回)戦った時には飽きまくっていたのです。

それでやっと四人倒して魔王に話しかけたら「まだ自分が何をしたのかわからないの?」と言われて!
「あなたに言われたとおり、あなたの部下を再度殴りまくったんじゃないのー!!」と思ったのですが、また再戦しろっていうんですよ!!
「散々戦ったじゃんー。(涙)」と思いました。
でもやれっていうからやったんですよ!
そうしたら…!!

一度目に戦った時の「影のようなもの」が「文字吹き出し」で喋りだすのです。
「痛いよ」「怖いよ」って。
え…?なにこれ…?(涙)
影のようなものが…変化して…!!

どういうことなのーっ!?(涙)
なんて恐ろしい。
真由子は言われたとおり殴りまくってしまったじゃないですか!!(ゲーム内のフィクションです)
一人目がこれだったら二人目、三人目、四人目は…。

予想通りの展開だよ!
でも、操作キャラの「彼」の手は止まらず…。
ここにきて「殴打」コマンドの恐ろしさが積み重なります。
怖いよー。

そして「彼」のイベントの最後に、彼と周囲の「見ている世界」の差異が提示され…。
その後に、さらに別の視点が加わって、なんか世界観がぐっちゃぐちゃになります。
「自分が見ている世界」と「本当の世界」と「自分以外の人が見ている世界」って実は違うし、違うかもしれないという、根源的な恐怖がドカンと目の前に提示される感じ!!

そんなわけで精神的にへろへろになりながら三人目。

***

三人目は、一人目の少女を操作していた時から「なんか感じがいいな」と思っていた女性を操作します。
彼女は話しますが、数歩進むと記憶を喪失する障害(特性?)を持っているとのことで、歩数制限があります。
でも迷路みたいに入り組んだ歩数制限とかではないので、ストレスはたまりませんでした。

彼女のイベントは面白かったですけど、消化不良な感じ。
その、辻褄が合わない感じが「四人目」のイベントの布石なのかなーとゲームをクリアした今は思います。

***

四人目。
三人を見つめていたお医者さんのストーリーです。
もう、ものすごく疲れます。
彼をクリアするとたぶん終了です。

***

とにかく理不尽で曖昧で、非常に怖いゲームでした。
整合性を求める方にはたぶん向かないと思います。
でも「記憶」って曖昧なものだから、ものすごくリアリティがある感じで怖かったです。

精神的に大変疲弊するので、心が元気で「精神的に怖い思いをしたい」時にプレイすることをおすすめします。
視覚的にグロいことは一切なく、お洒落な画面なので「生理的に無理」ということはないと思います。


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